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現代精神医学に対する根源的な疑問

2019/12/16
自らへのテーゼ 0


  不安障害や適応障害の患者さん達は、ほとんどと言っていいほど、精神安定剤や抗不安薬を時間と共により強く多い量を求めるようになります。

  ベンゾジアゼピン系の精神安定剤や抗不安薬は、ドラックやお酒と一緒で力価を増やして強くするほど心は楽にはなります。

  それは、薬で頭脳と精神を麻痺し、機能を抑制することで気持ちが楽になります。しかし、いい換えればその分自らの心と精神を失っている訳です。そのように、言わば自我を失った状態にしているのです。頭脳と精神が麻痺して機能させないようにすることで、心は楽にはなるのですから。

  薬によって頭脳と精神の活動が不活発である楽な状態を知ると、その状態に慣れてしまい依存性が生まれます。そして、もっと楽になりたいと考えるのが人間の性ですから、より強い薬とより多い量を求める様になります。

  言い方は悪いですが、そのようにして、心と精神を薬の力で奪うのが現在の精神病治療の負の側面だということは否めないでしょう。
本来の人間の在るべき生き方を考えると、治療とはいえ薬で自我を弱めて、心をうつろにして楽をさせて、半分自我を奪った形の生き方をさせるのが治療なのか。という疑問を服薬治療にもっています。‬

  ですから、心が辛いことは分かります。しかし、自分が生きてきたことが苦しみの連続であったとしても、自らが生きた事象の証と人生の記憶の全てを記録できるのは自分の心と精神だけなのです。

  可能ならば、できる限り自分の人生を心で感じ、精神によって生き方を見極めていきたいじゃないですか。だから、可能な限り薬は少なくしましょう。最後に後悔しないためにも。




   
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内山田 宏
Author: 内山田 宏
認定心理士

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