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TMS治療方法(反復経頭蓋磁気刺激法)について

2019/12/25
うつ病治療 0


  この記事では、最新のうつ病治療法であるTMSについて、以下の項目について説明します。

-TMS治療法についての概略

-TMSが向いている患者

-TMS治療法の仕組み

-TMS治療法のメリット



(TMS治療法についての概略)

  はじめて聞く治療方という方が多いと思います。TMS治療は、アメリカで開発された反復経頭蓋磁気刺激法の略語です。これまでの抗うつ薬による治療法ではなく、磁気刺激で脳血流を増加させ、低下した機能を元に戻していきます。以下の①~④に該当する方などは検討してみるのも良いかもしれません。ただし、保険対象ではないため比較的高額な治療費になります。

(TMSが向いている患者)

①薬を飲んでいるけどなかなか治らない②薬の副作用が強くて服用継続が難しい③副作用による性機能障害に悩まされている④授乳中もしくは妊娠を考えている女性

  TMSの治療期間は3~6週間程度と短く、これまで薬物療法で改善がみられなかった方にもその効果が示されており、1回3~20分程の磁気刺激を受けるだけの治療方法ですが、電気けいれん療法と異なり、残念ながらTMS治療は日本ではまだごく一部の医療機関でしか行われていません。

(TMS治療法の仕組み)

  TMS治療では、背外側前頭前野を磁気刺激することで機能低下した脳の回復を行い、意欲・判断力・思考力の向上ともに扁桃体の過剰な活動を抑制し、うつ症状の寛解を目指します。

(TMS治療法のメリット)

  メリットは、薬物治療でみられるような常用性や大きな副作用がほとんどなく、また、電気けいれん療法などと違い、施術の前後に麻酔をするようなこともありません。個人差はありますが、磁気による局所の不快感、頭痛など不快感を感じる場合がありますが、ほぼ副作用はありません。

(注)磁気を利用した治療のため、ペースメーカーやインプラントを使用している方、頭に金属が入っている方、てんかんや頭蓋内病変の既往歴のある方、重篤な心疾患を有する方は治療が受けられません。



ブドウ糖とビタミンDは最近の急性抑うつ症状の対処療法です





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