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うつ病と間違えやすい適応障害(違いチェック)

2019/12/29
適応障害 0

精神科医の中に、うつ病という病気は何らかのストレスに対する直接の反応として発症するといったイメージをもってる医者がいまだに多いことには驚きますね。これにはかなり誤解があります。

実は典型的なうつ病の方の場合、ほとんど場合において発病のきっかけが明らかではないことが多いのです。ご自分ではパワハラが~、あの時期の激務が~などと検討をつけてそれを原因として特定しがちです。ちょっとそれは違うのですね。引き金にはなってもうつ病は一撃の精神的ショックでなるものではありません。

  そもそも、うつ病という病気が医学的に注目され、概念が確立してきた理由の一つには「どうも、明らかな誘引なしに、うつ状態になる人がいるらしい」という事実の発見があるのです。

  そこから、「ストレスに対する反応なしに発症するのであれば、むしろ、自発的にうつ状態になってしまう、体質的な、脳の病気があると考えるべきでないか」と考えられ、「心の病気ではない、脳の病気である、「うつ病」という概念が確立されたのです。

  それでは、通常皆さんが考えられる「ストレスに対する直接の反応としての、うつ状態」は、病気として何と言うかというと、それを医学的には「適応障害」と呼ぶわけです。

  先程も申し上げましたが、◯◯によって心が折れたことが原因。などという言葉が患者さんの間では頻繁に使われますが、その状態は、うつ病ではなくて、「適応障害」なのです(図を参照してください)。

  分かりづらい、回りくどい話をしてしまいましたが、なぜこんな話をしたかと言うと、実は、うつ病と適応障害とは、かなり違う病気だし、対応も違うからなのです。
そして、その二つを混同してして、あまり適切ではない対応をされているケースが多いのです。
以下に、うつ病と適応障害との違いを比較した表をあげさせていただきます。



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内山田 宏
Author: 内山田 宏
認定心理士

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