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精神疾患が原因の不安感と実存的不安(ハイデガー)の違い

2020/01/02
実存的不安について 0


  一概に不安といっても実は私の知る限り少なくとも三種類はあります。

  一つは、対象となる事象がないのに強い不安感を常に感じてしまうもの。強い自責を伴い、憔悴感や、虚無感と合併する形で人間の精神を侵襲する不安感。

  二つめは、ハイデガーがいうところの実存的不安。これは、万物は道具的存在と現存在という概念のどちらかを根拠にして存在していると定義することより生じます。
  例えばパソコンは、最初からパソコンとしてそこにあったわけではなく、人間がある種の作業を行うために作り上げた物であって、デスクワークを行うために存在する物てすよね。
  逆に、現存在という概念なものも存在します。何だかよく分からないけど、そこに存在してしまっているがために、後付けで存在意義を見いだされていくものです。自然物系に多いものだと思いますが、木、土などはそこに存在するために、加工して目的を達成する道具に作り変えられたり、食物を育み人間の食べるものを生産供給する存在意義を持ちうる物です(物となった)。

  では人間の存在は道具的か現存在的か。この答えについてハイデガーは、人間の存在こそが具体的な脅威を超越した、究極の不安のことであると結んでいます。「死が 不可避である」ことに対する不安、「自分の人生には意味がない」 という経験に関連する不安、「人間は所詮一人である」という根本的な孤独感など側面があり、生きることのジレンマとなるもの、これが実存的不安です。

三つ目は、対象となる事象が存在し、その存在の如何によって自身の不利益や死につながることなどの実存する事象の将来が自身にどの程度の不利益を与えるかという明確な不安。

次回は、この三種類の不安が与えるそれぞれの影響について、具体的に考えていくことで不安の処理の仕方について記述したいと思います。



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