本業は普通のサラリーマンです。精神疾患患者さんのバックアップを社会的使命として、当該ブログ運営者をしています。

死にたいというまやかし

2020/01/13
心の在り方について 0

 

 精神疾患を患い、中々寛解に至らず一進一退の状態から抜け出せずにいる方などはよく死ぬことについて、希望めいたもののように口にする方が多いです。
 
 これは、病気を経験しないと分からない気持ちだと思います。本当に辛いものです。有形無形に拘らず病気や障害は辛いものですが、精神疾患の患者さんの辛さは又少し違います。

 それは、心に希望をもてないから辛いのです。そして、病気になる前の健康なメンタルの時の御自身と比較すると、同じ人間とは思えない程エネルギーは痩せ細り、溌剌とした日はなく、心は常に死に近いのです。

 そして、服薬していることによる心身への副作用も侮れません。何故なら薬を飲んでセロトニンやドーパミンなど脳における血液に準じて大切なホルモン物質をコントロールされているのです。そんな目に見えないものに踊らされ、一喜一憂することに対する苛立ち。常に宙を掴むような思いで自らのメンタルのコンディションを観察し続けていなければいけません。

 だけど、死ねば楽になるなんて保証はどこにもないのです。たった一人の心を蝕まれてぼろぼろになったあなたを必要としている人は必ずいるものです。それでもなお、死を選ぶことは著しく適正を欠いた決断です。止められなかった自死を数えれば本当に深刻な問題です。

 どうか、たった一人で生きているわけではないこと。ほかでもないあなたを必要としている人が必ずいること。これを伝えていくことが、まずは大切なのです。


   
関連記事
内山田 宏
Author: 内山田 宏
認定心理士

コメント(0)

There are no comments yet.