本業は普通のサラリーマンです。精神疾患患者さんのバックアップを社会的使命として、当該ブログ運営者をしています。

第一印象で「信頼される顔」と「信頼されない顔」の違い

2020/02/16
心理学的なトピック 0

  
 某専門誌にタイトルのような記事が掲載させていたので、それを踏まえて記述します。

 まず、青い瞳を持つ男性と茶色い瞳をもつ男性では、茶色い瞳のほうが信頼感を与えるそうです。ただし、信頼感のもとになっているのは、瞳の色ではなく「顔の特徴」。

 同時に、青い瞳を持つ男性と茶色い瞳をもつ男性では、茶色い瞳のほうが信頼感を与えるという研究が発表されました。ただし、信頼感のもとになっているのは瞳の色ではなく、細いあごや口の位置など、瞳の色に結びついた顔の特徴だといいます。うのみにはできませんが、人類の進化に関する興味深い疑問を提示する研究ですよね。

 先行していた研究において、プラハ・カレル大学の科学史教授カレル・クライスナーの研究チームは、顔の構造と瞳の色には明らかな関連性があることを発見していたそうです。

 今回は、青い瞳と茶色い瞳がちょうど半々である学生男女各40名の写真を、学部生238名に見せた。その結果、茶色い瞳の男性は一貫して、青い瞳の男性より信頼感があると評価された。女性にも同じ傾向はあったが、男性ほど明確ではなかったとのことです。

 「Photoshop」を使って茶色い瞳を青に、青い瞳を茶色に変えた写真を、別の学生たちに見せたところ、人工的に青い瞳に変えられた男性のほうが、信頼感があると評価されたそうです。

 見る人が受ける印象に影響を及ぼしたのは、瞳の色ではなく顔の形状だったと研究チームは結論づけた。チームの分析の結果、生まれつき瞳が茶色い男性と青い男性とでは、顔の形状に違いがあることが明らかになっています。茶色い瞳の男性は、丸顔に幅広い顎と口をもち、口の両端が持ち上がっている傾向があるのに対し、青い瞳の男性は、角ばった顔に長い顎と幅の狭い口をもつといいます。

 茶色い瞳の男性に多い、丸っこくて幅広く、両端の持ち上がった口元は、今にも微笑みそうに見え、朗らかな顔は信頼感を生じさせやすいからではないかと推測されます。

 
 しかし、説明が難しいのは、瞳の色と顔の構造、特に、細長く鋭角的な顔立ちと青い瞳の関連性についての生物学的な裏付けだ。青い瞳は進化的には新しい特徴であり、ヨーロッパに登場したのは約10,000年前(リンク先等によると、現在のヨーロッパ人のうち青い瞳は20~40%で遺伝子的には劣性だが、その先祖をたどると、6,000年から10,000年前に黒海周辺で突然変異を生じたひとりの人間になるという)。

 遺伝学の理論では、瞳の色と顔の形状に関連性があっても、生殖によるゲノムの混じりあいを繰り返すうちに薄れていき、進化の過程でやがて解消されると予想される。しかし実際には、被験地であるチェコの人々の間でそのようなことは起こっていないそうです。

 今回の研究では、瞳の色、胎児期に浴びるホルモン、および配偶者に関する歴史的な嗜好性という3つの要素の間に未知の関連性が存在し、それが原因となっている可能性があるそうです。

 研究では、今回の研究で認められた傾向が、民族や文化の違いを超えて共通しているのかを確かめたいとしている。これまで、カメルーン、ルーマニア、トルコ、イギリスで、顔に関する嗜好性を調べるテストを開始しています。

 「この研究は、異なった国の異なった年齢集団で繰り返す必要がある」とのこと。この研究は興味深い概念として取り扱うべきであり、人間の行動に関する説明として扱うべきではないとも述べている。さらに、この研究を社会的に応用することについては警告するとも。雇用者と被雇用者の間に問題が生じること等を避けたいためだそうです。



大麻のエッセンシャルオイルのリラックス効果


   
関連記事
内山田 宏
Author: 内山田 宏
認定心理士

コメント(0)

There are no comments yet.