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双極性障害とうつ病の関係

2019/10/05
双極性障害について 0
特に2型の人が感じることだが、ほとんどの期間を抑うつ状態で過ごし、躁状態であることなんて、ほとんどないし、あっても少し元気なくらいで健康な人と大差ないと感じる。とはいえ躁状態になったことがない訳ではなく、双極性障害発症時若しくは抗うつ剤服用時に躁状態になったことなどの経験がある(特に三環系のアナフラニールに好発〉人は本当に双極性障害なのかという疑問をもつ人は少なくないのではないかと思います。私もそうです。確かに双極性障害発症時は今から振り返ると明らかに躁状態である。当時はアナフラニールを服用していた(診断は単極性のうつ病だったので)。しかし、それ以降は、あの時のような高揚感、万能感に満ちた躁状態になっていない。
その症状って、本当に双極性障害なの?って思いませんか? アナフラニールみたいな超ド級の抗うつ剤飲んでたら誰でも躁状態になるのでは?と思います。
しかし、臨床的に明らかなことは、内因的に躁のファクターがなければいくらアナフラニールやほかの抗うつ剤を服用しても躁状態にはならないのです。一方、躁の内因的要素があっても、躁状態になることなく一生双極性障害になることもない。
したがって、双極性障害になるには、内因的に躁のファクターを遺伝的にもっていて、かつ躁状態を発現させて初めて双極性障害を発症するということです。
逆に遺伝的に躁のファクターをもっていない人は、心因的なものに起因(抗うつ剤服用や、環境的なストレッサーなど)して躁状態になることはあり得ないのです。
以上のことから、躁の内因的要素をもっていても躁状態になるには大きなトリガーが必要で、同時に単極性のうつ病に罹患している。という二階建ての考え方が実態に即した見方なのではないでしょうか。
これは飽くまで2型の人の話です。
1型の人は、大きなトリガーがなく、心因的な事象がなくても、バイオリズムのように躁状態とうつ状態を行き来する。その場合、単極性のうつ病は同居しない。
こう考えると、2型と1型の間にはとても大きな壁があり、ほとんど違う病気のように整理する方が適切な気がしませんか?今のように同病のなかの小分類のような整理では、本当の双極性障害の治療の最善の形なのか疑問に思います。
長々とお読みいただきありがとうございました😊
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内山田 宏
Author: 内山田 宏
認定心理士

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