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「突然うつ」が蔓延しているというニュース

2019/10/14
メンタルヘルス関連時事問題 0



  2019年8月、ネプチューン・名倉潤が手術の“侵襲”によるストレスが原因のうつ病を公表していました。

  何の前ぶれもなく元気だった人が、意外な理由やきっかけで“急に”うつ状態になってしまう例が最近多いらしい。そんな「突然うつ」とも言うべき現象について。


はたして、本当にうつ病なのか?
症状はうつ病によく似ていますけど、プロセスがうつ病を醸成するものとちょっと違うのが気になりますね。

  具合が悪いからうつ病。という安易な診断に陥り、本質となる真の病気を見落としてはいないでしょうか。以下にデータを引用しておきます。


労働環境の悪化で予期せぬきっかけがうつを発症させる!
まずはQ1「これまでに、突然心が折れて“うつ状態”になったことがありますか?」の回答をご覧いただきたい。全国の40代男性2580人に調査したところ、「はい」と回答したのは784人。実に約30%の男性が、自分でも予期せず“突然うつ”と呼べるような状態に見舞われたことがあるという結果になった。
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Q1 これまでに、突然心が折れて“うつ状態”になったことがありますか?
はい 30.4%
いいえ 69.6%
※全国の40代男性2580人を対象に7月30日~8月5日にアンケート(以下、同)
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慢性的な抑うつ状態が続く従来のうつ病と違い、なぜ“突然”心が折れるのか。人材育成コンサルティング企業代表の前川孝雄氏は、背景に労働環境の変化を挙げる。
「ただでさえ人員不足でギリギリの企業が多いなか、働き方改革の推進により、労働時間の短縮、作業の効率化、生産性の向上を急ピッチで進めるムードが高まった。こうした急激な変化に心身が適応できず、コップの縁すれすれまで溜まった水のようにストレスを溜め込んでいる人が実は多い。すると、仕事と関係がなくとも些細なきっかけで突然水があふれ、うつ状態に陥るんです」
それを裏づけるように、Q2「心が折れた一番の原因はなんだと思いますか?」では、心が折れた一番の原因に「労働環境」(35.8%)を挙げる声が2番目に多かった。
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Q2 心が折れた一番の原因はなんだと思いますか?
心が折れた人500人アンケート(Q1で「はい」と答えた人を対象に調査)
人間関係(上司のパワハラ・部下の教育など) 39.4%
労働環境(過労・残業・休日なし・ワンオペなど) 35.8%
人事(出世競争・配属・降格など) 7.0%
金銭・経済問題(借金・投資の失敗など) 6.8%
家族との関係(妻との離婚・不和・子供の非行) 4.8%
その他 3.2%
女性関係(失恋・浮気・不倫など) 3.0%
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臨床心理士の緒方俊雄氏は、40代という加齢による変化もストレス慢性化の原因だと語る。
「連日の徹夜、土日出勤など、30代の頃は無理が利いたからと自分を過信し、体力が落ちてくる40代で同じことをやっていると、ふとしたはずみでポキッと心が折れることは十分にあります」
うつ病のトリガーは、ほかにもネプチューン・名倉を襲った“侵襲”など健康起因のものもあれば、Q2の第1位「人間関係」(39.4%)もそうだ。心に余裕がなくなれば、上司や先輩、同僚、友人、そして家族の何げない一言すら心を蝕み、生きる気力を奪ってしまう。“最後の一滴”が何になるか本人や周囲も予想できないのが、突然うつの恐ろしいところだ。
◆突然うつに男性が多い理由
さらに産業医の大室正志氏は、突然うつに襲われるのは女性より男性が圧倒的多数だと指摘する。
「男性は、『自分はまだ大丈夫』という体への過信やプライドの高さからうつ病の予兆に鈍感すぎるし、それが危険なシグナルだと認めたがらない傾向にあるからです」
そんななか、全識者が愕然としたのがQ3「心が折れたことを職場に報告しましたか?」の結果だ。「会社に報告した」人が35%にも満たなかったのだ。
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Q3 心が折れたことを職場に報告しましたか?
はい 34.2%
いいえ 65.8%
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「社員と企業に信頼関係が構築できていない証し。働き盛りの男性のメンタル不調を放置すれば、ほかの社員へのうつ病の連鎖や企業活動全体に悪影響を及ぼすリスクが高い。まして、Q4にあるように会社に報告したら『減給・降格・解雇された』(10.5%)となれば、企業のブランドイメージを左右しかねません」(大室氏)
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Q4 (Q3ではいと答えた方)報告した結果どうなりましたか?(複数回答可)
休職した 37.4%
通院しながらそのまま仕事を続けた 33.9%
退職した 18.1%
減給・降格・解雇などの処分を受けた 10.5%
無断欠勤・無断退職した 8.2%
精神科に入院をした 2.9%
その他 18.7%
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内山田 宏
Author: 内山田 宏
認定心理士

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