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職場での自殺を防ぎたい

2019/08/12
メンタルヘルス関連時事問題 0
9月23日のforbsで興味深い記事を見つけたので、参考までに引用して掲載しておきます。
ローラはある月曜日の朝、いつも通りIT部門のオフィスに出勤した。すると彼女は、気味が悪いような静寂が漂い、個々の作業スペースに全く人がいないことに気づいた。
ローラは、同僚たちが職場の後方で輪を作り、互いに抱き合い泣いているのに気づいた。その一団に近づくと、ローラはチームマネジャーのロンが自殺したと知らされた。ショックを受けた彼女はその輪に加わり、衝撃と悲しみから涙を流した。
米国でも自殺は増加傾向に
米国では、自殺の件数が過去50年で最高になり、自殺する米国人は毎年約4万4000人に達している。自殺率が最も高いのは、45~64歳の働く成人だ。
米疾病対策センター(CDC)の憂慮すべき最近の報告書では、米国の自殺率が第2次世界大戦以降最高を記録したことが分かった。同報告書によると、全ての人種・民族・性別を合わせた自殺率は、1999年から2017年までの間に33%上昇していた。
若い世代ではいじめがまん延し、自殺についての議論が広く浸透しているが、米国での自殺率増加の要因には高いストレス水準やオピオイドのまん延、ソーシャルメディアの浸透などがあると考えられている。また、薬物乱用障害の人は薬物を使わない人と比べ、自殺する確率が6倍だ。
職場での自殺が増加
職場の問題に関した自殺も増えている。最後のデータである2013年の数字によると、米国では270人の従業員が職場で自殺した。これは2012年と比べると12%の増加だ。従業員が仕事の忙しさをほとんど、あるいはまったくコントロールできなくなった場合、仕事のストレスが自殺の主な要因になると考えられている。
従業員支援プログラムを提供するコムサイク(ComPsych)の調査「StressPulse(ストレスパルス)」によると、職場でのストレスの主な要因は過剰な業務量(46%)や対人関係の問題(28%)だ。自殺、あるいは自殺未遂を犯す従業員のほとんどは心の健康問題や精神疾患を抱え、治療を行なっていない。
既にストレス要素を抱え、不安や鬱(うつ)、ドラッグの使用など心の健康問題を持つ不満な従業員が昇進を逃したり解雇されたりすると、それが最後の一撃となる可能性がある。
男性従業員は女性と比べ、職場の問題で自殺する確率が15倍だ。また、米国立衛生研究所(NIH)のある調査によると、自殺をしなかった112人の対照群と比べ、自殺した63人の従業員集団は鬱や不安、多額の借金や高い衝動性などを持ち、社会的支援に乏しかった。
自殺を考える人のうち、10人中8人が自殺の意思を持つ兆候を示している。あなたや知り合いが自殺を考えている場合、どのような兆候を意識すればよいかや何をすべきかを知ることが重要だ。
職場での自殺を防ぐ5つローラはある月曜日の朝、いつも通りIT部門のオフィスに出勤した。すると彼女は、気味が悪いような静寂が漂い、個々の作業スペースに全く人がいないことに気づいた。
ローラは、同僚たちが職場の後方で輪を作り、互いに抱き合い泣いているのに気づいた。その一団に近づくと、ローラはチームマネジャーのロンが自殺したと知らされた。ショックを受けた彼女はその輪に加わり、衝撃と悲しみから涙を流した。
米国でも自殺は増加傾向に
米国では、自殺の件数が過去50年で最高になり、自殺する米国人は毎年約4万4000人に達している。自殺率が最も高いのは、45~64歳の働く成人だ。
米疾病対策センター(CDC)の憂慮すべき最近の報告書では、米国の自殺率が第2次世界大戦以降最高を記録したことが分かった。同報告書によると、全ての人種・民族・性別を合わせた自殺率は、1999年から2017年までの間に33%上昇していた。
若い世代ではいじめがまん延し、自殺についての議論が広く浸透しているが、米国での自殺率増加の要因には高いストレス水準やオピオイドのまん延、ソーシャルメディアの浸透などがあると考えられている。また、薬物乱用障害の人は薬物を使わない人と比べ、自殺する確率が6倍だ。
職場での自殺が増加
職場の問題に関した自殺も増えている。最後のデータである2013年の数字によると、米国では270人の従業員が職場で自殺した。これは2012年と比べると12%の増加だ。従業員が仕事の忙しさをほとんど、あるいはまったくコントロールできなくなった場合、仕事のストレスが自殺の主な要因になると考えられている。
従業員支援プログラムを提供するコムサイク(ComPsych)の調査「StressPulse(ストレスパルス)」によると、職場でのストレスの主な要因は過剰な業務量(46%)や対人関係の問題(28%)だ。自殺、あるいは自殺未遂を犯す従業員のほとんどは心の健康問題や精神疾患を抱え、治療を行なっていない。
既にストレス要素を抱え、不安や鬱(うつ)、ドラッグの使用など心の健康問題を持つ不満な従業員が昇進を逃したり解雇されたりすると、それが最後の一撃となる可能性がある。
男性従業員は女性と比べ、職場の問題で自殺する確率が15倍だ。また、米国立衛生研究所(NIH)のある調査によると、自殺をしなかった112人の対照群と比べ、自殺した63人の従業員集団は鬱や不安、多額の借金や高い衝動性などを持ち、社会的支援に乏しかった。
自殺を考える人のうち、10人中8人が自殺の意思を持つ兆候を示している。あなたや知り合いが自殺を考えている場合、どのような兆候を意識すればよいかや何をすべきかを知ることが重要だ。
職場での自殺を防ぐ5つの方法
1. 兆候を知る
自殺念慮(自殺を考えていること)の兆候には、仕事での孤立や仕事のパフォーマンスの低さ、性格の突然の変化、それまでの自殺未遂、自殺をほのめかす言葉(「この仕事は私がいない方が良い」「その昇進に立候補する頃、私はここにいないかもしれない」)などがある。また、絶望や鬱、燃え尽き症候群、常習的欠勤、仕事への関心の薄れなども症状の一部だ。
2. トレーニングを提供する
雇用主側では、人事担当者が自殺と自殺念慮について十分教育を受けているようにすること。従業員側では、会社で自殺が認識・議論されていない場合、全従業員へのトレーニング提供に向けたステップを取れる地位にある人と話すこと。適切なトレーニングを踏めば、自殺の兆候を特定して介入する方法を理解し、弱っている従業員が自殺を考える前に専門家の支援を確実に受けるようにすることができる。
そうでなければ、自殺を考えている従業員は社会的孤立により、最も必要としているときに支援を得られない。トレーニングでは、どのようなスティグマ(軽蔑や非難、侮辱など)も絶対に避けるべきだということを教えられる。これを守れなければ、自殺を考えている従業員は瀬戸際まで追いやられてしまう。
3. 脅しや自殺未遂を真剣に受け止める
自殺の脅しや自殺未遂は、無視したり軽く捉えたりすべきではない。データからは、自殺について話したり自殺すると脅したり、「いのちの電話」にかけたりする人は自殺する可能性が平均の30倍だということが分かっている。また、自殺する人の約40%は以前自殺未遂をした人だ。
脅しや自殺未遂は、従業員の生活に何か重大な問題があるという叫びだ。それを真剣に受け止め、すぐに対処すること。同僚が自殺を考えている場合、相手を支援し、同情心を持ち、理解することが重要だ。
同僚が自殺を考えていると感じたら、直感を信じること。相手に歩み寄り懸念を共有して、相手の話を聞こう。相手が自殺の具体的な計画を持っているかを見極め、そうであれば一人にしたり、それを秘密にしたりしない。訓練を受けていない限り、自殺を考えている人に助言しようとしないこと。上の人にすぐ連絡し、本人が抵抗したとしても専門家の支援を受けさせることを求める。
4. 同僚に支援を提供する
従業員が自殺したら、家族や友人、同僚など、関わっていた全ての人が影響を受ける。ローラの会社の管理職は、従業員がショックと喪失感を乗り越えられるよう、心の健康の専門家を活用した。トラウマをグループとして一緒に乗り越える機会を従業員に提供しつつ、このつらい時期に感情をどのように自分でケアするかに関して質問し、情報を入手するのは管理職の義務だ。
5. 支援を求める
あなたや知り合いが自殺を考えているとしたら、自殺予防ホットラインなどに連絡しよう。急を要する場合、警察への緊急電話や病院、精神療養施設などに連絡できる。れまでの自殺未遂、自殺をほのめかす言葉(「この仕事は私がいない方が良い」「その昇進に立候補する頃、私はここにいないかもしれない」)などがある。また、絶望や鬱、燃え尽き症候群、常習的欠勤、仕事への関心の薄れなども症状の一部だ。
2. トレーニングを提供する
雇用主側では、人事担当者が自殺と自殺念慮について十分教育を受けているようにすること。従業員側では、会社で自殺が認識・議論されていない場合、全従業員へのトレーニング提供に向けたステップを取れる地位にある人と話すこと。適切なトレーニングを踏めば、自殺の兆候を特定して介入する方法を理解し、弱っている従業員が自殺を考える前に専門家の支援を確実に受けるようにすることができる。
そうでなければ、自殺を考えている従業員は社会的孤立により、最も必要としているときに支援を得られない。トレーニングでは、どのようなスティグマ(軽蔑や非難、侮辱など)も絶対に避けるべきだということを教えられる。これを守れなければ、自殺を考えている従業員は瀬戸際まで追いやられてしまう。
3. 脅しや自殺未遂を真剣に受け止める
自殺の脅しや自殺未遂は、無視したり軽く捉えたりすべきではない。データからは、自殺について話したり自殺すると脅したり、「いのちの電話」にかけたりする人は自殺する可能性が平均の30倍だということが分かっている。また、自殺する人の約40%は以前自殺未遂をした人だ。
脅しや自殺未遂は、従業員の生活に何か重大な問題があるという叫びだ。それを真剣に受け止め、すぐに対処すること。同僚が自殺を考えている場合、相手を支援し、同情心を持ち、理解することが重要だ。
同僚が自殺を考えていると感じたら、直感を信じること。相手に歩み寄り懸念を共有して、相手の話を聞こう。相手が自殺の具体的な計画を持っているかを見極め、そうであれば一人にしたり、それを秘密にしたりしない。訓練を受けていない限り、自殺を考えている人に助言しようとしないこと。上の人にすぐ連絡し、本人が抵抗したとしても専門家の支援を受けさせることを求める。
4. 同僚に支援を提供する
従業員が自殺したら、家族や友人、同僚など、関わっていた全ての人が影響を受ける。ローラの会社の管理職は、従業員がショックと喪失感を乗り越えられるよう、心の健康の専門家を活用した。トラウマをグループとして一緒に乗り越える機会を従業員に提供しつつ、このつらい時期に感情をどのように自分でケアするかに関して質問し、情報を入手するのは管理職の義務だ。
5. 支援を求める
あなたや知り合いが自殺を考えているとしたら、自殺予防ホットラインなどに連絡しよう。急を要する場合、警察への緊急電話や病院、精神療養施設などに連絡できる。
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内山田 宏
Author: 内山田 宏
認定心理士

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