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リチウムと大豆の優劣について

2019/11/24
発達障害 0

 先日、リチウムイオンバッテリーの開発者である旭化成の吉野彰さんがノーベル物理学賞を受賞されましたね。私は、リチウムというとどうも炭酸リチウムを先に思い出してしまいますが、皆さんは逆ですよねf^_^;

 従来、炭酸リチウムは、躁うつ病に有効な治療薬です。作用機序の解明は十分ではありませんが、細胞内情報伝達物質(イノシトール)の量を上昇させる自発運動抑制作用などが明らかにされています。イノシトールを高濃度に含む食品は、果物、豆類、穀物やナッツ類です。ただ、豆類や穀物は種子ということから、イノシトールの多くがフィチン酸です。エネルギー飲料の「モンスターエナジー」がイノシトールを多く含んでいることはあまりしられていないかもしれません。

 じゃあ、イノシトールをサプリで摂取すれば、リチウム飲まなくていいのでは?と思いますよね。そこは勘違いしやすいのですが、イノシトールを経口摂取しても、イノシトールが脳細胞まで及び情報伝達物質が増えるわけではありませんからサプリなどは意味がありません。炭酸リチウムは、イノシトールの生産流出工場です。イノシトールを摂取しても、体内で生産流出工場が稼働してくれないことには排出されるだけです。

 しかし、大豆イソフラボンとタンパク質はイノシトールを多く含みます。そして、流出工場としても活動することが分かっています。

リチウムは、情報伝達物質の生産と流通を促進します。大豆は、イノシトールを多く含み、摂取すると、そのまま流通経路に情報伝達物質として循環してくれます。もうちょっと細かくいえば、大豆のレシチンが体内で分解されると、イノシトールになります。大豆はプラスα、脳自体まで若返らせ、活力を増すアルギニンやフェニールアラニン、チロシン、バリン、セリンといったペプタイド、さらに老人のぼけを治し、記憶力を高める植物エストロゲンやコリン、脳に酸素を運ぶ能力を高める有機鉄をも含んでいます。すごく能にいい食品だということは分かりますよね。と、まあ大豆はすごい食品ですよね。

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内山田 宏
Author: 内山田 宏
認定心理士

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