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レスリンは抗うつ薬か、それとも睡眠薬なのか。

2019/08/22
抗うつ薬について 0

飽くまで医師の考えによるものだが、マイスリー、サイレースなどのベンゾ系の睡眠薬が効果を発現しない場合に、レスリンを睡眠薬として処方する事例が非常に多いようです。レスリンを主作用を睡眠効果、副次的に抗うつ効果を認めるという考えが一般的なようにうかがえます。しかし、レスリンは、セロトニン2アンタゴニスト セロトニン再取り込み阻害薬(serotoin-2 antagonist / reauptake inhibitor)、という分類に属する薬です。略して、SARIに分類される歴とした抗うつ薬です。作用メカニズムの詳細は省きますが、「三環系抗うつ薬ほどのセロトニン再取り込み阻害作用は無いものの、シナプス後部でのセロトニン2受容体への阻害作用は強い」といわれる薬剤です。日本ではトラゾドン(注)が処方可能ですが、率直なところ、抗うつ作用そのものはかなり弱いため、実際の診療においては、単剤での抗うつ薬としての治療薬としては用いられず、また、「眠気の副作用を利用して睡眠薬がわりに使うことが多い薬」という位置づけに留まります。とはいえ、耐性・依存性が起こり得るベンゾジアゼピン系睡眠薬のかわりに、耐性・依存性の無いトラゾドン(レスリン)を用いることでベンゾジアゼピンが効かない患者に処方するパターンが多いということ。脳の作用機序においては、うつ症状と不眠がとても近いことの証左になるとも考えられますよね。レスリンを睡眠薬として認識している人が多いように感じたので、念のため「レスリンは抗うつ薬である」ことを改めて認識するべきだと思います。(注)トラゾドン(レスリン・デジレル)


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